楽しみにしていたイカメタル、当日になって思わぬハプニングが!そんな経験はありませんか?
今回はイカメタルのハプニングのお話です。釣行前のチェックやハプニングが起こった時の対処法などをご紹介します。
イカメタルでのハプニングその1 船酔い
イカメタルは当然船に乗って釣りをしますので船酔いには要注意です。イカメタルは想像以上に過酷な時があります。それは当日の雨や風、そして船酔いの大敵、波にウネリです。
イカメタルの船酔いの対処法は釣行前の食事から
イカメタルに限らず船に乗る前の食事は要注意です。油ものは当然ですが、よく勘違いされるのがおにぎりや麺類です。これらは一見すると消化によさそうですが、実は腹持ちが良く消化が遅いのであまり良くありません。
乗船前はリンゴやヨーグルト、パンや卵など消化が良いものを軽く取り、空腹にしないことが重要です。また、船にはチョコレートや飴玉を持込み時々食べると血糖値を上げ、脳が覚醒される効果があります。
イカメタルでの酔い止めは薬は千差万別、手首のツボも要チェック!
酔い止め薬は各種ありますが、どれを飲むかはご自身の体質にもよります。
私は幸いにも船酔いしない体質なのでよほどのウネリや揺れがない限りは酔い止め薬を飲みません。
逆に飲むとノドの渇きや頭がぼーっとするなどの副作用があるからです。
以前はこれを避けるため、ピップエレキバンを手首のツボに貼っていましたが、効果は保証できないので気になる方はお試しすることをおすすめします。
また、船の排気ガスもニオイがきついと気分が悪くなるのでマスクやタオルで防ぐと良いでしょう。
イカメタルでのアルコールはほどほどに!
釣りとアルコールは切っても切れないものかもしれませんね。
私もお酒は大好きなので否定はしませんが、ほどほどにしないと本末転倒で釣りに来たのか飲みに来たのかわからなくなってしまいます。
以前、イカメタルの乗船場所で釣りをしながら結構な量を飲んでおられる方がいて、乗船後はかなりのウネリがあり、その方のその後は想像がつくと思いますが、まあひどい状態でした。
なのでなるべくなら飲まないに越したことはありませんが、飲む量はほどほどにされることをおすすめします。
飲むならノンアルコールが良いですね!
なお、運転手の方は厳禁です。これだけは必ず守ってください。家に帰ったらその日の釣行を振り返りながらたらふく飲んでください(僕のパターンです(笑))
イカメタルでのハプニングその2オマツリ
イカメタルは船内で隣り合って仕掛けを落とす釣りなのでオマツリが良くあります。そんなオマツリを防ぐ方法やオマツリした時の対処法をご紹介します。
イカメタルでオマツリしないための対処法
イカメタルでオマツリしないためには潮の強さや流れを読み、スッテをフリーに落とさないことです。
スッテの号数は船長から指示があることがほとんどですので指示に従いその号数より軽いものは使わないことです。
そして潮が早い時はリールのスプールに指をあてブレーキを掛けながら落とすサミングを必ず行ってっください。
また仕掛けをずっと落としたままだと流されている可能性がありますのでアタリが無い場合は時々回収して落としなおすことも心がけてください。
なお、潮が緩くなったり、止まっている時はこの限りではありませんので状況に応じてスッテのサイズを変えたりキャストすることも重要で釣果アップにもつながります。
イカメタルでオマツリした時の対処法
オマツリと感じたら
イカメタルでオマツリしたときはイカのアタリのようでそうでない違和感があります。
ラインが急に引っ張られたり、ヒットしたと思ってリールを巻きあげても生命感がない場合です。
こんな時はあわてず周囲を見渡しマツッてませんか?と声をかけることが重要です。
潮が上潮と下潮で違う時は右舷側と左舷側が船の真下でオマツリすることもありますのでこんな時は特に注意が必要です。
そしておマツリと分かった場合はどちらかのリールをフリーにして、もう一方の方に回収してもらいましょう。
オマツリのほどき方
オマツリのほどき方ですが、状況によってスッテやエギを外し、ラインテンションを緩めると良い場合がありますが逆の場合もあります。あまりひどいようでしたらあきらめてどちらかの仕掛けを切ってしまうほうが早い場合もあります。こんな時は切った方に新しい仕掛けをあげるなどの対処でお互い気分を害さないようにすることも重要ですね。また、船長はプロですので船によっては声をかけてほどいてもらいましょう。
イカメタルでのハプニングその3波やウネリがある時
イカメタルで予め波やウネリがあると予想される場合の対処法についてご紹介します。
イカメタルで波やウネリがある時は釣り座に注意
イカメタルで波やウネリがある時は船の上下が頻繁に起こり、大きく揺れが生じます。
こんな時は釣り座に注意で、なるべく揺れの少ないトモ(船の最後尾)を選びましょう。
こんな時にじゃんけんに勝ったからと潮上で良く釣れるミヨシ(船の最前列)を選んでしまうとまともに船の上下や揺れを食らうことになります。
じゃんけんに負けて仕方なくミヨシを取らざるをえなかったら次の点に要注意です。
イカメタルで波やウネリがある時の対処法
イカメタルで波やウネリがある時は無理せず椅子やクーラーボックスに腰かけて釣りを行うことが重要です。
特に何かにつかまりながら釣りをするのはつかまった部分が離れてしまうと転倒や落水につながり危険です。
波やウネリがきつくても、収まる時間帯は必ずと言ってよいほどありますのでその時間帯に集中することをおすすめします。
そしてその日に何が何でも釣ろうとせず、コンディションが悪い日は視点を変えてその日を次回の糧にすることも大事なことだと思います。
イカメタルでのハプニングその4ロッドの破損!
イカメタルの思わぬハプニングで一番意気消沈するのがロッドの破損ではないでしょうか?私も経験があります。そんなロッドを破損しないための注意点をご紹介します。
イカメタルの船の乗下船時はロッドに注意
イカメタルの船に乗船する時や、船から降りる時にロッドをタックルボックスやクーラーボックスのロッドホルダーにさしたままで行うと、船の屋根の部分にあたったり、同船者のロッドと交錯したり、また、船に乗った時のショックで大きくバウンドしたりして破損につながる事があります。
これを避けるため、面倒でもタックルボックスやクーラーと分けて運ぶことをおすすめします。また、分けて行う時も、ロッドを船着き場の地面に置くことは踏んでしまう可能性がありますので絶対にやめてください。
イカメタルでのロッドの破損は巻き込みや穂先のライン絡みが大半
イカメタルでのロッドの破損で一番多いのが仕掛けの巻き込みや、穂先のライン絡みではないでしょうか。
これは、イカの誘いに使うフリーフォールが起因していて、ラインテンションを抜いてロッドを倒したときにラインが穂先に絡まることが原因です。
ラインが絡まると、穂先を見ていたらわかりますのでよく見ておくことが大切です。
また、よく勘違いすることの多くにリールが突然巻けなくなり、これをリールの故障と間違える事です。こんな時はラインがしっかりと穂先に絡まっていますので、無理に巻かない事です。
巻いてしまうと穂先を破損します。
後は言うまでもなく仕掛けの巻き込みですね。初心者の方は特に気を付けてイカが掛かっても慌てずに巻きすぎないことが重要です。
また最近ではクラゲが多く発生してガイドにこびりついて破損する事もありますので注意が必要です。
イカメタルでのロッドが破損したときのために予備タックルを
イカメタルのロッド、最近ではタイプ別に数本を船に持ち込む事が多いと思います。しかし初心者の方は最初からイカメタル用ロッドを数本揃えるのは難しいですよね。
そんな時はやや短めのルアー用のタックルを予備として持ち込むと良いでしょう。イカメタルは汎用性が高いのでアジングやメバリング、エギングロッド等何でも良いです。
イカメタルでのハプニングその5ラインブレイク
イカメタルは根掛りが少ないのでラインブレイクは少ないと思われがちですが前述したオマツリやサゴシなどにラインを切られる場合があります。そんな時の対処法をご紹介します。
イカメタルでラインブレイクした時は慌てず底どりを
イカメタルでラインブレイクした時は慌てず底どりを確実に行い、アタリタナに合わせていく事がポイントです。そのためにカウンター付きベイトリールでも色分けしたラインで長さを把握することが重要です。
また、カウンター付きリールの場合は、ラインブレイク時のリセット方法がトリセツに書いてありますのでトラブル時に備えて覚えておくことをおすすめします。
イカメタルでラインブレイクしないための裏技テクニック
イカメタルでのラインブレイクは前述した通り、根掛かりよりもサゴシなどの魚に切られることが多いです。
これを避けるために、サゴシの被害が予想される季節(8月後半~秋口)にかけては、シルバーの単色ラインを使用することで被害を軽減することが出来ます。
また、ラインの劣化には気をつけて、オマツリした後や、魚がラインにアタる感触があればこまめにチェックすることも重要です。
不意なハプニングに備えてイカメタルを楽しもう
今回はイカメタルの不意なハプニングの回避方法や対処法についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?釣りにハプニングはつきものですが、いかにリカバリするかで釣果も変わってくると思います。
皆さんもマナーを守って安全にイカメタルを楽しんで下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた~!