今年も各メーカーから続々とイカメタルロッドがリリースされています。
そんな中、個人的に注目しているイカメタルロッドがGEECRACK(ジークラック)から発売されている「泥棒竿 極月」です。
今回は満を持して今春リリースされた「泥棒竿 極月」の特徴やファーストインプレッションなどをご紹介します。
GEECRACK(ジークラック)泥棒竿 極月の特徴やファーストインプレッションをご紹介
先日(6月)に行った福井 越前 茱崎でのイカメタル。
早速GEECRACK(ジークラック)泥棒竿 極月を使って実際にイカを釣ってみましたので極月の特徴やファーストインプレッションをご紹介します。
泥棒竿 極月の最大の特徴は感度重視のカーボンチューブラー仕様
泥棒竿 極月は感度重視のカーボンチューブラーが採用されています。
全体的に張りを持たせた構造と操作性に優れたモデルでディープ(深場)のイカメタルゲームでも楽にスッテ(最大30号120g)にアクションをつける事が可能になっています。
カーボンチューブラー素材は手感度(手元に直接伝わる感度)に優れていてネジレに強く軽いといった特徴があります。
ガイドはFujiチタンSicガイドが採用されています。
SPEC
泥棒竿 極月DORO-GOK-B604H
長さ | 6ft4in(2ピース) |
---|---|
ライン | PE0.4~1.0号 |
ルアー | MAX30号(36~120g) |
ガイド | FujiチタンSicガイド |
カラー | 唐草墨ブルーKARAKUSA-SUMI-BLUE/唐草墨レッドKARAKUSA-SUMI-RED |
出典:GEECRACK HP
泥棒竿 極月のファーストインプレッション
泥棒竿 極月を始めて使った時の状況は水深50mでやや潮が早く20号のスッテでも少し流されるくらいでした。
泥棒竿 極月のアクション
最初に20号のスッテでボトムを取りシャクリ始めた瞬間感じたことはシャクりやすさです。
今までの泥棒竿スパイダーやソリッドティップの柔らかいイカメタルロッドでのボトムを取ってからのジャークはティップが残ってしまい、シャクってもスッテの動きをあまり感じ取れませんでしたが、張りを持たせた泥棒竿 極月はロッドアクションがダイレクトにスッテに伝わり、キビキビとスッテが動いていることが感じ取れます。
次にティップを小刻みに動かすシェイクですが、これも面白いようにスッテが動いているのがよくわかります。
ロッド操作だけのリフトアップも難なくスッテにアクションを付けつける事ができ全般的にロッドアクションが遊ぶことなくダイレクトにスッテに伝わりイカを誘うことが可能になっています。
泥棒竿 極月の感度
先日のイカメタル、泥棒竿 極月でのファーストヒットはコウイカでした。
ボトムを取って数回シャクってからのテンションフォールで違和感があり合わせると乗っていました。
コウイカのアタリはモヤっとしたわかりにくいアタリが多いのですが、極月はわずかな違和感も逃さず手元でアタリを感じ取ることができました。
次に釣ったのは大剣サイズのマイカ(ケンサキイカ)でこのイカを釣った時はティップランのようなティップが入るアタリがあり、ファーストタッチで掛けることができました。
その後は新子サイズのイカがメインで小さなイカのアタリも明確に手元まで伝わりチューブラーロッド極月の威力を感じました。
泥棒竿 極月のイカを掛けてからの操作性
イカを掛けてからの操作性ですが、大きな大剣サイズのイカはもちろん小型から中型サイズのイカでもイカが確実に乗っている感じが伝わり安心してファイトすることが可能になっています。
硬いロッドで小さなイカを掛けると乗っているのか不安になったり大型のイカをロッドの硬さで吸収できず身切れしたりバレたりすることが良くありますが、泥棒竿 極月は硬いながらも一定の吸収力があり一度もバラスことなく安心して取り込むことができました。
硬めのロッドを使う上での注意点
最後に泥棒竿 極月のような硬めのロッドを使う上での注意点として穂先のラインがらみが挙げられます。
これは極月に限った事ではなく硬いロッド特有の現象と言っても過言ではない現象になります。
硬いロッドはあまり大きくシェイクしたりジャークさせるとスッテが跳ね上がりどうしてもロッドを下げた時にラインスラッグが出て穂先に絡んでしまいます。
特に軽いスッテ(10号~15号)のスッテを勢いよくシャクッたりジャークさせるとこの現象が起きやすくなります。
穂先にラインがからんだままシャクってしまうと最悪ティップの破損(折れ)にもつながりますので注意が必要です。
硬いロッドは小さな力で十分にスッテをアクションさせることができますのでなるべく力を入れずにアクションさせる事がポイントです。
泥棒竿 極月の使い方応用編!僕ならメタルティップラン+αで使います
チューブラーを採用した泥棒竿 極月。
普通にイカメタルを行っても十分楽しむことができますが、せっかくのNewロッドなのでこれからのイカメタルを楽しむための極月の使い方応用編をご紹介します。
イカメタルの新メソッドとして一世を風靡したメタルティップラン釣法
メタルティップランはクレイジーオーシャン(オーパデザイン)が提唱するイカメタルの釣り方で同社の専用ロッド オーシャンスピアを使った究極の掛けのイカメタルです。
ハマった時の爆釣力は凄まじいものがあり、僕もメタルティップランをやり始めた当時は何度も竿頭を頂いたほどです。
実はこのメタルティップラン、泥棒竿 極月を語る上で切っても切れない釣り方の一つだと感じています。
メタルティップランはクイックなアクションでイカを誘い、止めた瞬間にアタリをとりイカを掛け合わせていく攻撃的な釣り方になります。
ここ最近ではメタルティップランと言うよりオーシャンスピアでテンションフォールなどのイカメタルの誘いをすることが多くなりました。
近年人気沸騰のイカメタルは各ポイントのイカのプレッシャーも相当なもので、中々メタルティップランが通用しなくなってきているのではと感じています。
メタルティップラン+αはティップランとイカメタルのコラボレーション
ではこれからのイカメタルはどうやって釣るのか?答えはラインスラッグをコントロールして誘うメタルティップランとロッドワークを駆使して誘うイカメタルの融合です。
これこそがこれからのイカメタルスタイルでこのスタイルにベストマッチしているロットが「泥棒竿 極月」だと感じています。
誘い方は以下の通り。
- ワンピッチジャーク→リフトアップ→テンションフォールorフリーフォール
- ロングシェイク→ショートステイ→リフトアップ→テンションフォールorフリーフォール
この誘い方はオーシャンスピアでもやっていたのですがショートロッドが故にテンションフォールなどの振り幅が小さくどうしても誘い幅が狭くなってしまうのです。
しかし泥棒竿 極月の長さ(6.4ft)があると誘い幅も広くイカのコンタクトをとりやすくなりアタリの回数も増えることになります。
特に②のロングシェイク→ショートステイ→リフトアップ→テンションフォールorフリーフォールはメタルティップラン+αの究極の誘い方になります。
理由はこちらに記載していますので気になる方はぜひお読みください↓↓↓
メタルティップランを10倍楽しむ方法
間もなくリリースされる クレイジーオーシャン エキスパートチューン テクニカルエディションに大注目
さて、ここまでGEECRACKの「泥棒竿 極月」をご紹介してきましたが間もなくリリース予定のクレイジーオーシャン(オーパデザイン)のエキスパートチューン テクニカルエディションにも注目しています。
メタルティップランの生みの親でもあるクレイジーオーシャンがリリースするだけあって楽しみなロッドです。
実はフィッシングショーOSAKAやキープキャスト名古屋で展示されていて実際に手に取ってみましたが前作のフォールエディションより硬くオーシャンスピア寄りのロッドになっています。
特にオーシャンスピアを使い慣れている方におすすめのロッドになっているとお聞きしていますのでメタルティップラン大好きな僕としてはぜひとも使ってみたい1本です。
メタルティップラン+αで威力を発揮するロッドだと確信していて極月とのコラボレーションも楽しみにしています。
泥棒竿 極月で攻めのイカメタルを楽しもう
今回はGEECRACK(ジークラック)から今春リリースされたNEWイカメタルロッド 泥棒竿 極月の特徴やファーストインプレッション、おすすめの使い方などをご紹介させていただきました。
使ってみて1番思ったのはとにかく楽しいロッドで思わず笑みがこぼれる程でした。
みなさんも是非泥棒竿 極月を手に取って攻撃的でアグレッシブなイカメタルを楽しんでくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた~!
Let’s enjoy Squid fishing!