2023年6月 今年は各地で早くもイカメタルシーズンが開幕。
梅雨を迎えた日本海北陸地方も各フィールドでイカが乱舞しています。
そんな中、福井、越前、茱崎漁港から出船しているオーシャンクイーンさんでイカメタルを楽しんできましたので当日の状況やワンポイント、今後の展望などをご紹介します。
イカメタル釣行記!当日の状況やヒットパターンをご紹介します。
- 日時:2023年6月13日(半夜便)
- 天候:曇一時小雨
- 海況:波風なくべた凪 潮は若干早く長潮の上潮
- 釣座:右舷3
- 釣人:12名
梅雨空のイカメタル!ファーストヒットはコウイカから!
18時出船~ポイント到着後、20号のメタラーで水深50mのボトムを探っていると早速アタリが!
明るいうちからヒットするのは久しぶりで期待しながらあげてみるとなんと小ぶりのコウイカ!
墨に気をつけながら慎重に生簀へ!
すると左舷側ではナイスサイズのマイカ(ケンサキイカ)が上がります。
今日はいい感じになりそう?
期待を抱きながらシャクリますが日ムラの激しい最近のイカメタル!
そう簡単にはいきません。
中盤は丁寧なテンションフォールからのステイで連発!
ファーストヒットの後は中々アタリが出ず曇り空の中微かに映える夕陽を見送りライトオン!
しかし20時を過ぎても状況は変わらずヤバい空気が漂ってきます。
潮が若干早くイカの反応がいまいちだったので0.4号のPEラインを巻いたクレイジーオーシャン(オーパデザイン)OWMT エキスパートチューン フォールエディションにチェンジ。
探見丸を見るとボトムよりも30~40m前後にベイト反応がありタナをあげてようやくヒット!
スッテはバレーヒル メタリン20号の赤緑!
その後は丁寧なテンションフォールを繰り返すうちに徐々にアタリ出しようやく今宵のイカメタル開幕です。
GEECRACK Newイカメタルロッド「泥棒竿 極月」が炸裂!大剣サイズのケンサキイカがヒット!
ベタ凪の海は釣りもしやすくアタリも取りやすい。
つ抜け達成後はこの日1番使いたかったGEECRACK「泥棒竿 極月」にスッテは「泥棒スッテTG#008 レッド/グリーン」、ドロッパーはもちろん「海老助#K001 子持ちレッドグリーン」にチェンジ。
35mで止めて軽くシャクッて止めるとティップがクンッと入るティップランのような明確なアタリが!
すかさずフッキングするとかなりの重量感!
上がってきたのは今日一の大剣サイズのマイカ(ケンサキイカ)
終盤はアタリも遠のき締めはスルメイカ
その後もGEECRACK「泥棒竿 極月」で水深30m前後を中心に数を稼ぎます。
しかし20杯を超えたあたりから段々とアタリが遠のき船上ではバチコンに切り替え鯵を釣られる方も。
僕もスッテに鯵がヒットしましたが最後にフックアウト!
最後はボトム中心に切り替え大型のイカを狙っているとようやくアタリが!
でもこの引きはやつ!最後は大型のスルメイカでした。
22時45分にストップフイッシング。
23時過ぎに寄港し、帰路に着きました。
OCEANQUEEN 枩田船長、同船いただきました皆様ありがとうございました。
【イカメタル考察】この日のパターンや狙い方を徹底考察!
ここからはこの日のイカメタルの誘い方やキモとなったパターン、スッテやドロッパー、リグ(仕掛け)などを深掘りしてみます。
この日のイカメタルはタナとテンションフォールがキモに
シーズン序盤のイカメタルはボトムを狙い撃つイメージがありますがこの日はボトムよりも中層が好反応でした。
探見丸では30m~40m辺りまでヘイト反応があったので35mまでスッテを落とし込みワンピッチジャークからの丁寧なテンションフォールで確実にアタリがありました。
ほぼベタ凪で船の揺れもなくゆっくりとフォールさせると穂先が微かに止まるアタリが明確に出て乗らなくてもその後のロングステイでヒットを連発しました。
イカメタルの場合乗らなくてもイカはスッテやドロッパーをロックオンしていますのであまり動かさずロングステイで待つ方がヒット率が高いです。
イカメタルはタナを把握することが必須になりますのでシマノ探見丸はおすすめのアイテムです。
ドロッパーよりもスッテにアタックするパターン!カギはエダス
この日の潮はやや早くミヨシ(船の前方)→トモ(船の後方)に流れる潮で右舷側では左から右へ流れていました。
タックルは2本。
①【クレイジーオーシャン】 OWMT エキスパートチューン フォールエディション
リグ(仕掛け)はクレイジーオーシャンのCOイカメタル仕掛けレギュラーテンション・1段でエダスが6㎝のタイプ。
結果スッテ、ドロッパーともまんべんなくヒット!
②【GEECRACK】極月
リグ(仕掛け)はクレイジーオーシャンのCOイカメタル仕掛けハイテンション・1段でエダスが1.5㎝のタイプ
結果ほぼスッテにヒットでドロッパーにはノーヒット!
つまり長めのエダスにセットしたドロッパーが早めの潮を受けてゆらゆらとイカのバイトを誘発するとヒット。
逆に短いエダスにセットしたドロッパーはイカを誘うことができずリーダーの先にあるスッテにヒット。
ロッドのテーパーの関係もありますが、テンションフォールとフォール後のステイがキモになったこの日のパターンではフォール中の上下の動き、ステイ中の横の動きとエダスの長さ、潮の早さでイカの反応が違うことが良くわかるパターンになりとても勉強になりました。
あくまでも持論ですがイカの反応の違いを見て素早くエダスの長さを見極めチェンジすると良いかもしれません。
この日のヒットスッテはGEECRACKの泥棒スッテTG
この日よく釣れたヒットスッテはGEECRACKの泥棒スッテTG#008 レッド/グリーン
特にGEECRACKのNewイカメタルロッド「泥棒竿 極月」で効果を発揮しました。
極月でのクイックアクションからのテンションフォールがイカのバイトを確実に誘発していました。
後は定番のバレーヒルのメタリンやクレイジーオーシャンのメタラー、ドロッパーではクレイジーオーシャン(オーパデザイン)ハードパンチャーのNewカラー#10 ブラックが良くヒットしました。
GEECRACKのNewイカメタルロッド「泥棒竿 極月」は感度バリバリ
GEECRACKのNewイカメタルロッド「泥棒竿 極月」のインプレなどは別記事で詳しく書いていますが少しだけご紹介すると、とにかくスッテをキビキビアクションさせることができ、アタリは明確に手元で感じとることができるロッドです。
この日に釣った大剣サイズのイカもアオリイカを狙うティップランの時に出るようなアタリで感度が抜群によく合わせた時の醍醐味は半端ないです。
深場でも確実にスッテを動かせますので掛けのイカメタルを楽しみたい方におすすめのロッドです。
【GEECRACK 泥棒竿 極月】ファーストインプレッション記事はこちら↓↓↓
北陸地方のイカメタルはこれからがトップシーズン!大型サイズが釣れている今がおすすめ!
6月も中盤に入り、中層では新子サイズ(小型)のマイカ(ケンサキイカ)が釣れ始め、これからは数釣りを含めたトップシーズンへ突入します。
しかしまだまだ大剣(大型)のマイカ(ケンサキイカ)も釣れていますので大型を狙うなら今の時期がおすすめです。
またバチコンで良型アジを狙うことも可能です。
イカメタルとバチコンアジングの両方が楽しめる時期は今だけです。
出典:バレーヒルソルトモニター加藤氏Instagram
週末はどうしても船が多くプレッシャーも高くなりますので行ける方は平日がおすすめです。
今回私が行った福井、越前、茱崎のイカメタルはポイントまで近く、比較的水深が浅いことが特徴です。
ボトムもとりやすく良く釣れるフィールドになりますので皆さんも是非足を運んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた~!
Let’s enjoy Squid fishing!